2月27日の日本漫画家協会の声明文に関して。

(1)数人の理事と理事長のみの独断で出した。理事でも賛同しない人がおり、一般会員には全く知らされていなかった。

(2)日本漫画家協会が自ら出したかったのではなく、学者と弁護士の強力な後押しが引き金になった。学者は自分の学説を守る意識が強く、そのために漫画家が利用されたのではないか。

(3)日本漫画家協会に所属する職業漫画家のするダウンロードは、ダウンロード禁止法の埒外なのに勘違いしている。

(4)実は、現に海賊版被害にあっている人気漫画家は、ほとんど日本漫画家協会に入っていなくて、出版社とタイアップしている。だから出版社が必至にダウンロード禁止法を求めていた。

(5)そんな間違った声明によって海賊版の撲滅が遠のいてしまった。漫画家が法律をつぶした以上、政府も今後は一生懸命取り組んでくれないかもしれない。