文化審議会の著作権分科会は、漫画などを海賊版と知りながらダウンロードする行為を全面的に違法とする海賊版対策の報告書を了承した。対象を現行の音楽や映像だけではなく、著作権者に無断で公開された漫画や論文などの「静止画」や、ゲームソフトを含め全ての著作物に拡大。「悪質な行為」は刑事罰も科される。文化庁が著作権法の改正案の策定を急ぐ背景には、漫画などの著作権侵害に歯止めがかからないことへの危機感がある。


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2019/2/20付
日本経済新聞 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO41469770Z10C19A2EA1000/