ANA(全日本空輸)は、2月1日に伊丹空港の国内線ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」をリニューアルオープンする。それに先立って1月30日に内覧会を実施し、新ラウンジの内部を関係者に公開した。

 ANAマイレージクラブ会員のダイヤモンドメンバーなどが利用可能な「ANA SUITE LOUNGE」、プラチナメンバーやSFC(スーパーフライヤーズカード)会員などが利用可能な「ANA LOUNGE」ともにリニューアル。2階と3階に分かれている従来のラウンジとは異なり、エントランスを1か所に集約し、エントランスカウンターに向かって左側にANA SUITE LOUNGE、右側にANA LOUNGEを配置する。

ラウンジ内覧会にあたって、ANA 執行役員 大阪空港支店長 兼 ANA大阪空港 代表取締役社長 衛藤勇氏は、「伊丹空港はつい先だって開港80年、4回目の成人式イベントが行なわれた大きな節目の年になっている。そのなかで、ANAも新しいラウンジをオープンできること。また、2018年の春に中央エリアをオープンし、2020年のグランドオープンに向けて、いわば伊丹空港が進化をしている途上にあるなかで、同じようにラウンジが新しくなり、さらに魅力を増す伊丹空港の一端を担えることもうれしく思う」とあいさつ。

 続いて新ラウンジのコンセプト「一期、一会」について触れ、「一期一会という言葉は、茶道、千利休のおもてなしの心を言葉にしたものとして広く親しまれている。ということは、関西・大阪地区から発信をしたおもてなしの心であり、ここで育んできた心が、この言葉には入っていると思う。大阪が作ってきたおもてなしの心をさらに体現するラウンジをオープンし、伊丹空港ならではのおもてなしができるのではないかと思っている。例えば、ラウンジが滑走路側に開けており、ここからは広く外の風景をご覧いただけ、日々刻々と、季節ごとに移り変わる情景をラウンジから感じていただける。まさにこのことは一期一会、一度きりの体験をしていただけることにつながるのではないか」と紹介した。
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