人手不足を嘆いているだけではなく〜中小企業は就職氷河期世代の積極採用を
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamuratomohiko/20180322-00082980/

・「採用できない」と嘆く中小企業経営者

 ここ二年ほど、日本中、どこの中小企業経営者と話しても、その多くが口にするのは求人の困難さだ。

 地方の工業高校や工業高等専門学校などの先生方と話をしても、「地元企業には日頃からお世話になっているので、卒業生に就職して欲しいのだけれど、大手企業が活発な採用活動をしているために、どうしてもそちらに流れる」と言う。
ある工業高校の校長は、「親や本人が希望しているものを学校側が否定したり、無理やり地元企業に誘導することはできない」と話す。

 「4、5年前と大きく変化してしまい、うちのような中小企業では高校や大学に求人票を出しても、応募すらない。
地方でも外食産業や流通産業がアルバイトでも時給を1000円以上出すようになっており、若い社員の中にはうちでは正社員だぞ、あちらはアルバイトじゃないかと言っても月給に換算して、辞めていく者も出て、頭が痛い。」
と中国地方の中小製造企業の経営者は嘆く。(以下略)