B2009年9月に樹立された鳩山由紀夫内閣。

鳩山内閣は戦後日本政治の基本構造を打破する画期的な方針を明示した。

対米隷属政治からの脱却

官僚支配政治からの脱却

大資本支配政治からの脱却

である。

戦後日本政治を支配してきたのは

米・官・業のトライアングルだ。

この基本構造に根本からメスを入れようとした。

それゆえに、鳩山内閣は既得権勢力の総攻撃の標的にされた。

辺野古米軍基地建設にNOを突き付けた。

財務省の消費税増税にNOを突き付けた。

大資本の政治支配の原動力である企業献金の全面禁止を打ち出した。

だからこそ、既得権勢力の総攻撃を受けたのである。

この鳩山内閣を潰すために、誰が、どのように動いたのか。

この問題と消費税問題が密接に関わっている。

1月13日の講演では、この点にも焦点を当てて、日本政治の深層をえぐり出したいと思っている。

青葉区区民交流センターの定員数は限られている点にはご留意下さるようお願いしたい。

財政の三つの機能を列挙した。

資源配分機能、所得再分配機能、景気安定化機能

の三つだ。

そもそも議会制民主主義は課税の正統性を確保するところから始まっている。

「代表なくして課税なし」は米国独立戦争のスローガンのひとつである。

人民が自ら選出した代議士の承認無しに政府が人民を課税することは不当であるという理念は、13世紀に制定されたマグナ・カルタに由来するものである。

マグナ・カルタはイングランド王国のジョン王により制定された憲章で、イングランド国王の権限を制限したことで憲法史の草分け的存在である。