「楽天」の三木谷浩史社長は仕事始めにあたって都内で記者団の取材に応じ、ことしの世界経済について「米中関係などの懸念はあるが、新しいイノベーションが本格化する1年でもある」として、技術革新が経済成長を支えることに期待を示しました。

「楽天」の三木谷社長は、4日都内の神社で新年の参拝を行ったあと、記者団の取材に応じました。

この中で、ことしの経済について「グローバルを見ると米中関係への懸念や、ヨーロッパの中のさまざまな動きがあり予断を許さない状況が続くかもしれないが、次世代の通信規格・5Gを始め新しいイノベーションが本格化する1年でもあり、見通しは楽観的に考えている」と述べ、技術革新が経済成長を支えることに期待を示しました。

楽天はこの秋、大手3社に続く第4の事業者として携帯電話事業に参入する予定で、これについて三木谷社長は「これまでで最も大きなチャレンジの1つだ。通信業界が新しい時代に入る中、インターネットを本業とするわれわれが携帯事業を行うのは歴史的なことであり、料金をはじめ、さまざまな柔軟性と安定性が求められると思うので、しっかりやっていきたい」と意気込んでいました。
2019年1月4日 13時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190104/k10011767501000.html