MRJ 機体不具合の報告義務化 国交省、安全確保へ法改正
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190109/mca1901090500001-n1.htm
三菱航空機(愛知県)が開発している国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の就航に向け、
国土交通省は8日、同社に機体の不具合情報を航空会社から集めて、国に報告するよう義務付ける方針を固めた。
今月召集の通常国会に航空法改正案を提出。国産機の安全性を確保するため、国際条約に基づき欧米諸国並みの仕組みをつくる。
法制化後は、国交省が報告を基に、MRJを運航する航空各社に適切な修理や整備を指示する。
三菱航空機が目指す2020年半ばのMRJ初号機納入までに制度を整えたい考えで、
同社に続く国内メーカーができれば対象に追加する。
改正案には、機体が落雷や鳥の衝突などで損傷した際の修理計画をメーカーが作成し、国交省が妥当性を点検、
承認する制度も盛り込む。事例に応じた対応策を蓄積して修理の迅速化を図るのが目的で、
国が認めた優良メーカーに限り、承認を経ずに修理計画を進められる規定も設ける。