次期Windows 10 (19H1)において、Cortana以外の音声アシスタントが、ホットワードで起動可能になるかもしれません。

Windows 10で動くCortana以外の音声アシスタントといえば、11月にはWindows 10向けのAlexaアプリがリリースされています(日本では利用できません)。

しかし、一部の端末では「Alexa」のホットワードで利用できるものの、基本的にはキーボードショートカットや画面上のボタンをクリックする必要がありました。

これに対してMicrosoftは、任意のアプリを音声コマンドで起動できる機能を次期Windows 10に追加する予定のようです。多くの端末で、「Alexa」のホットワードが使えるようになる可能性があります。

Windowsのプレビュービルドなどの情報に詳しいTwitterユーザー Albacoreが、19H1の設定画面を公開しており、それによると、音声で任意のアプリが起動可能になるようです。端末がロック状態の場合に起動するアプリも選択可能になっています。

これにより、他の音声アシスタントを起動できるという確証はないのですが、同じくAlbacoreは、Windows 10のタスクバーにあるCortanaアイコンから検索機能が分離するとの情報も公開しています。このため、MicrosoftがCortanaの代わりに他の音声アシスタントを使えるようにする可能性はありそうです。

もっとも、ほかの音声アシスタントといっても、思いつくのはAlexaとGoogleアシスタント程度。SiriやSamsungのBixbyもありますが、いずれにしてもWindows 10向けのアプリとしてリリースされているのはAlexaのみ。実質的にはAlexa向けの機能なのかもしれません。

MicrosoftとAmazonは、それぞれの音声アシスタント CortanaとAlexaの相互連携を発表済み。とはいえ、Cortanaの代わりにAlexaを使えるようにするのは、MicrosoftがCortanaを見限ったとも受け取れます。

ユーザーとしては、あまり使わないCortanaよりも、機能が豊富なAlexaがPC上でも使えるのは歓迎したいところ。あとは、Alexaアプリを早く日本でも使えるようになるのを期待するだけです。
https://japanese.engadget.com/2018/12/17/windows-10-cortana-alexa/