0001田杉山脈 ★
2018/12/12(水) 01:23:50.33ID:CAP_USERPyTorchはFacebookが開発し、オープンソースで公開する深層学習プラットフォーム。GPUアクセラレーションを備えたTensor計算と、「テープベース」で自動的に学習処理を実行できる深層ニューラルネットワークの構築という大きく2つの機能を持つ。プロジェクトは2017年に立ち上がった。
PyTorch 1.0ではPythonのサブセットである「Torch Script」を使ったJIT(ジャストインタイム)コンパイルを利用できるようになった。Pythonインタープリタに依存せずに実行できるモデルを構築でき、PyTorchリサーチと運用環境の間のギャップ縮小につながるとしている。
Eagerモードとグラフ実行モードの間をシームレスに移行できるハイブリッドフロントエンドを導入した。これにより、リサーチのプロトタイプから運用環境の実装をシームレスに進めることができるという。
分散トレーニングのtorch.distributedライブラリとtorch.nn.parallel.DistributedDataParallelライブライが新しくなった。また、高性能なリサーチ向けのC++フロントエンドも導入した。なお、APIはunstable扱いとなっている。
クラウドプラットフォームと統合も進め、 Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform、Microsoft Azureなどのパブリッククラウドとの統合レベルを深化させた。たとえば、AWSの「Amazon SageMaker Neo」との統合により、PyTorchで機械学習モデルを構築し、一度トレーニングするとクラウドのやエッジのどこででも実装できる上、性能も2倍になるという。
事前にトレーニングしたモデルのリポジトリである「Torch Hub」も強化した。hubconf.pyファイルを使ってgithubリポジトリへのパブリッシュできるという。
このほかにも安定性強化や不具合修正などが行われている。
PyTorch
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https://mag.osdn.jp/18/12/11/150000