カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下のTSUTAYAは2018年の年間レンタルランキングを発表した。DVDでは北野武監督の「アウトレイジ 最終章」が1位となった。音楽ではCDアルバムとシングルで米津玄師が2冠を達成した。

DVDは1〜11月、CDは1〜10月の累計レンタル数をまとめた。

DVDでトップの「アウトレイジ 最終章」は、北野監督がビートたけしとして主演も務める人気シリーズの完結編。「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」(5位)や「銀魂」(7位)など邦画では小説やコミック原作の作品が上位に入りやすいなか、洋画を含めて首位となった。

音楽では米津玄師が1位を独占した。CDシングルは「Lemon」、アルバムは「BOOTLEG」が首位となった。「Lemon」はTBSテレビドラマ「アンナチュラル」の主題歌に使われ、動画投稿サイト「ユーチューブ」などを中心に活動していたが広く注目を浴びるきっかけとなった。

DA PUMPの「U.S.A.」はシングルの2位。歌とダンスがダサかっこいいとSNS(交流サイト)で拡散し、ミュージックビデオの再生数は1億回を超えた。

あわせて発表したCDシングル販売ランキング(1〜10月)によると、「Lemon」は6位。1.2位は欅坂46の作品で、嵐がトップ10のうち3つを占めた。広報担当者によると販売では「購入意欲が高いファンを持つ、ジャニーズやアイドルのタイトルが上位になりやすい」という。
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