学生時代は高田馬場二丁目にある、
神田川沿いの2畳7000円のアパート
に住んでた。

押し入れが隣室と共用で、上下に
区切られてて、うちは下段。
そこに布団を敷いて寝床にした。

残った二畳に、ちゃぶ台と電気
コンロと鍋一つ。食器が二客。
電球一個。家財はそれだけ。

神田川があふれると、一階の住人
(風俗嬢)が廊下に避難してゴロ寝
してるとか、向かいの部屋の独居
老人が亡くなって、民生員に遺品
整理の手伝い頼まれるとか、
取立てにやって来たのが玄関かち
割るとか、とても不思議なアパート
だった。