JXTGホールディングスは7日、2019年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比19%増の4300億円になりそうだと発表した。従来予想(14%減の3100億円)から上方修正し、一転増益となる。ガソリンなどの石油製品の利幅が改善するほか、原油高による在庫評価益も利益を押し上げる。

売上高は12%増の11兆5000億円、営業利益は39%増の6800億円を見込む。それぞれ従来予想の10兆7000億円、4900億円から引き上げた。権益を持つ油田の原油販売も原油価格の上昇で単価が上昇した。17年4月のJXホールディングスと東燃ゼネラル石油との経営統合後、生産の効率化や経費削減で採算も向上した。

同時に発表した18年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比16%増の5兆4295億円、純利益が2.3倍の2850億円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/11/7 13:33
日本経済新聞
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