資源エネルギー庁が17日発表した15日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週に比べ2.1円高い1リットル159.6円だった。7週連続で上昇し、160円台が目前に迫る。9月中旬から続いた卸値引き上げを反映し、店頭価格は引き続き大幅に上昇した。

地域別でみると神奈川や愛知など46都道府県で上昇。このうち19都道府県で160円台となった。高知は前週から横ばい、下落した県はなかった。全国最高値は長崎の167.5円で、最安値は埼玉の155円。

一方、世界同時株安を背景に前週、原油の国際相場が下落。調達コストが減少したため石油元売り各社は今週、卸値を1リットル2.5円引き下げると系列の給油所に通知した。調査を担う石油情報センターは「来週は値下がりに転じる」と予想している。

軽油は前週比2.1円高い1リットル138円。灯油も同2.0円高い1リットル99.3円だった。
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