富士フイルムは2018年度にも、iPS細胞を使った移植医療について臨床試験(治験)を国に申請する。白血病の治療に伴って重い合併症になった患者が対象で、22年の製造・販売承認を目指す。iPSの臨床応用は研究機関などで進み始めたが、同社は初の企業による治験を狙う。iPS医療は薬や医療機器と同様に企業が事業化を目指す新たな段階に入る。

 医薬品医療機器法(薬機法)にもとづき、国の審査機関との事前交渉をほ…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35677950S8A920C1MM8000/