宅配便最大手の「ヤマト運輸」は、ドライバーなどの従業員が育児や介護を行う場合、最大で週休4日も選択できる新たな勤務制度を導入しました。より柔軟な働き方で、深刻な人手不足に対応する狙いです。

ヤマト運輸は、ドライバーなどの従業員が1週間に働く日数を3日から5日の間で選べる新たな勤務制度を、今月から導入しました。

フルタイムで勤続1年以上の従業員が対象で、育児や家族の介護などを行う場合や、50歳以上で体力が低下した場合に利用できますが、週に20時間以上働くことが条件となります。

週休4日も可能になる制度は日本の大手企業では珍しく、会社としては深刻な人手不足に対応して、より柔軟な働き方を認めることで人材の確保につなげたいとしています。

ヤマト運輸では、ことしに入って、非正規のドライバー5000人を正社員に登用するなどの取り組みも行っていて「今後も、従業員が安心して働き続けられる環境を構築していきたい」と話しています。
2018年9月19日 4時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180919/k10011635131000.html