来月サービスを始める大手コンビニ系の新しい銀行、「ローソン銀行」が記者会見し、コンビニの店舗を活用して地方の金融機関と連携を強化していく方針を示しました。

来月サービスを始める予定のローソン銀行は10日、銀行としての開業日を迎え、都内で記者会見しました。

この中で、今後の事業方針として、コンビニの店内に地域の金融機関の出張所を設け、夕方や夜間でも利用客の相談や手続きを受け付けたり、共同で金融商品を開発したりするなど、地域の金融機関と連携したサービスに力を入れる考えを示しました。

また、ATM=現金自動預け払い機をローソン銀行のATMに集約するなど、利用者の利便性を損なわずに地域金融機関が効率化を図れる提案もしていきたいとしています。

流通業界から参入した銀行には「セブン銀行」や「イオン銀行」があり、コンビニやショッピングモールでATMの設置を増やすなどして事業を広げています。

ローソン銀行の山下雅史社長は記者会見で「地域金融機関との連携で特色を出し、地域の活性化にも貢献していきたい。現金を使わないキャッシュレス決済の拡大につながる取り組みにも力を入れていきたい」と抱負を述べました。
2018年9月11日 5時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180911/k10011623481000.html