ソフトバンクの新料金プラン、上乗せされる端末代、“ネットワーク中立性“に要注意?(AbemaTIMES) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180830-00010014-abema-bus_all
8/30(木) 15:01配信

 29日、ソフトバンクが発表した新料金プラン「ウルトラギガモンスター+(プラス)」(来月6日からサービス開始)がTwitter上でも話題となった。毎月のデータ通信量が50GBという大容量なのに加え、「YouTube」「TVer」「GYAO!」「Hulu」「LINE」「Instagram」「Facebook」「AbemaTV」の8サービスが使い放題になるというもの。しかも月額料金は「月々3480円〜」と、“お得“な印象を受ける。

 しかし、29日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演したITジャーナリストの三上洋氏は「“月々3480円〜“という表現に注意が必要だ。この値段になるのは、端末を購入して1年以内の場合の1000円値引き、自宅のインターネットサービスプロバイダがソフトバンクの場合の1000円値引き、家族4人加入でした場合の2000円値引きが全て適用された場合。いずれも適用されない場合は月々7480円になる」と話す。

 さらに三上氏は「注目すべきポイントは“端末と料金の分離“だ。今回のプランは通信の料金と端末の料金を一緒にすべきではないという総務省の意向を受けてのものでもあり、端末を一定額値引いてくれる『月々割』が無くなった。それでも従来の『スマ放題ライト』(月額9000円の計算になる)に比べれば得じゃないかと感じるが、『ウルトラギガモンスター+』の場合、ここに端末の支払いが上乗せされる。例えば『iPhone X』を購入する場合、『月々割』適用時の月々2250円(24回払い)に対し、月々5460円が上乗せされることになる。つまり端末代も計算にいれると、従来のプランよりも『ウルトラギガモンスター+』の方が割高になってしまう。今後、このような現象はあちこちで出てくると思う」と指摘した。

 また、8つの動画サービス・SNSが使い放題になるサービスについも、「公式アプリで閲覧した場合のみという点で、WEBから見た場合や広告表示の通信については対象外だ。さらに“ネットワーク中立性“の問題もある。ある意味で公共インフラになっているインターネットは公平で自由でなければならないという考え方で、今もアメリカで議論が続いているものだ。特定のサービスが無料になるということは、裏返せばそこに含まれていないサービスの利用を制限しているとも言えるし、“通信の秘密“の侵害ではないかという議論にもつながる。協議が進まなかったのか、それとも何か技術的な問題があったのかはわからないが、今回、同じ動画サービス・SNSでもNetflix、ニコニコ動画、Twitterなどは含まれていない。他の携帯キャリアも対抗して類似のサービスを出してくると思うが、ここは慎重に考える必要がある」と警鐘を鳴らした。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


YouTubeなど動画・SNSがパケット消費の対象外、ソフトバンク「ウルトラギガモンスター+(プラス)」 - ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1140314.html
太田 亮三2018年8月29日 11:05
 「ウルトラギガモンスター+」に含まれる通話基本プランでは、通話は30秒あたり20円。同一家族割引グループ内では国内通話は24時間無料。1回5分以内の通話が無料になる準定額オプションは追加で月額500円、24時間国内通話が無料の定額オプションは追加で月額1500円。