自動運転技術の開発競争が世界的に激しさを増す中、トヨタグループの自動車部品メーカー4社は、自動運転を制御するソフトウエアを共同で開発する新会社を設立し、この分野での競争力の強化を図ることになりました。

新会社を立ち上げるのは、「デンソー」と「アイシン精機」、それに「ジェイテクト」などトヨタグループの部品メーカー4社で、自動運転車にとって重要な、ハンドルやブレーキなどを制御するソフトウエアを共同で開発します。

自動運転技術は、異業種からの参入が相次ぎ、開発競争が世界的に激しさを増す中、トヨタは、2020年に高速道路での自動運転技術の実用化を目指しています。

新会社では、開発したソフトウエアをトヨタに供給するほか、国内外のほかの自動車メーカーへの販売も目指していて、グループとして、この分野での競争力の強化を図る方針です。

名古屋市内で開いた会見で、デンソーの有馬浩二社長は「4社のノウハウを結集させ、誰もが安全安心に移動できる自動運転の普及に貢献したい」と述べました。
2018年8月28日 4時21分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180828/k10011596061000.html