【シリコンバレー=藤田満美子】パソコン(PC)、プリンター大手の米HPが23日発表した2018年5〜7月期決算は、純利益が26%増の8億8000万ドル(約980億円)だった。PC、プリンターともに販売が堅調で、売上高は前年同期比12%増の145億8600万ドルに伸びた。

 事業部門別では、PC部門の売上高が12%増の93億9500万ドルだった。出荷台数はノート型が6%増、デスクトップ型が7%増と順調に伸びた。プリンター部門の売上高は11%増の51億8800万ドル。出荷台数は消費者向けは2%増にとどまったが、法人向けが91%増と大きく伸びた。インクなどの消耗品も8%増えた。

 HPのディオン・ワイズラー最高経営責任者(CEO)は決算会見で、中国との貿易摩擦について「大きな影響はみられない」と述べた。
2018/8/24 7:31
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34540240U8A820C1000000/