スマホで「冷却性能」が一つのトレンドになりつつあります。

サムスンの最新モデル「Galaxy Note9」ではCPUに新たな冷却機構を採用。それに先駆ける形のシャープも夏スマホの「AQUOS R2」で冷却性能を大幅に強化しています。
発熱によるクロックダウンを防ぐ
その背景にあるのが、スマホゲームのリッチ化です。最近は「フォートナイト」や「PUBG Mobile」のように、かつてはゲーミングPCでしか遊べなかった3DCGゴリゴリのFPSゲームを、スマホでプレイするユーザーが増えています。

そこで問題になるのが発熱です。リッチな3DCGゲームを長時間プレイしていると、スマホの本体が段々と発熱してきます。するとオーバーヒートを防ぐためにSoCがクロックダウンし、ゲームなどで本来のパフォーマンスを発揮できない場面が生じるのです。一部のユーザーは外付けの「スマホ冷却ファン」で発熱を防ぐ工夫をしていますが、モバイル性が犠牲になってしまうことは否めません。

そこで威力を発揮するのがスマホ自体の冷却性能というわけです。サムスンは「Galaxy Note 9」でCPU冷却用のカーボンを追加し、発熱を抑えてゲームを安定して遊べる「ゲーミングスマホ」としての魅力を訴求。シャープも「AQUOS R2」で冷却性能を強化し、CPUのピーク性能を長く維持できるとアピールします。
https://japanese.engadget.com/2018/08/10/galaxy-note9-aquos-r2/