3連休明け17日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前週末比100円01銭(0.44%)高の2万2697円36銭で終えた。6月15日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。外国為替市場で円相場が1ドル=112円台の円安・ドル高水準が続き、自動車など輸出関連株に海外投資家の押し目買いが入った。相場の底堅さを受け、海外の商品投資顧問(CTA)による株価指数先物買いも目立ったという。

 全国的な猛暑が意識されて、氷菓製造を手掛ける明治HDや森永乳など食料品株に買いが集まった。16日の米株市場で銀行株が買われた流れを引き継ぎ、三菱UFJの上げも目立った。

 日経平均の上げ幅は一時200円を超えたが、大引けにかけては伸び悩んだ。中国景気減速への警戒から安川電やファナックなどの中国関連銘柄が売られ、全体の重荷になった。

 JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前週末比117.59ポイント(0.77%)高の1万5460.01だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、14.98ポイント(0.87%)高の1745.05で終えた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5651億円。売買高は14億373万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1566、値下がりは464、変わらずは70だった。

 任天堂やトヨタ、スズキが高かった。ソフトバンクやユニファミマ、TDKは安かった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/7/17 15:36
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_X10C18A7000000/