国内最大級の衣料品の通販サイトを運営するスタートトゥデイが、自社ブランド「ZOZO」の海外展開を本格化させます。ボディースーツで顧客の体のサイズを測り一人一人の体型に合わせたジーンズやスーツなどを販売する独自のビジネスを、72の国と地域で展開するとしています。

これは衣料品の通販サイトZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長が、都内で記者会見して明らかにしました。

自社ブランドの「ZOZO」ではボディースーツで顧客の体のサイズを測り、一人一人の体型に合わせたシャツやジーンズなどを作り、販売するビジネスを展開しています。

これについて、3日からアメリカやイギリス、ドイツ、それに中国や韓国など72の国と地域でも受注を開始し、海外展開を本格化させるとしています。

また、新たに男性用のビジネススーツなども取り扱いを始め、顧客の掘り起こしを図ることにしています。

前澤社長は、「自分と同じように背が低く、サイズが合う服がないという悩みを抱えている人が、世界中にいる。『人が服に合わせる時代』から『服が人に合わせる時代』にしていきたい」と述べました。

ZOZOTOWNは若い世代を中心に支持を広げ急成長を続けていて、独自ビジネスの拡大により、ネット通販大手の「アマゾン」や大手衣料品チェーンの「ユニクロ」のほか、紳士服各社との競争も一段と激しさを増すことになりそうです。
2018年7月3日 20時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180703/k10011507311000.html