シェアハウス投資へのずさんな融資の問題で揺れるスルガ銀行は28日、静岡県沼津市で株主総会を開いた。
30年以上トップに君臨する岡野光喜会長が問題に言及すれば、1月下旬の騒動発覚後初めて。
多額の借金にあえぐ物件所有者側は、弁護団の団長を務める河合弘之弁護士らが出席し、経営責任を追及する。
大荒れの展開が予想される。

 スルガ銀は問題の融資が焦げ付く恐れが強まり、2018年3月期連結決算を一部訂正する異例の事態に追い込まれ、
純利益が激減。金融庁の森信親長官が絶賛した高収益モデルは根底から揺らいでいる。
株価も下落の一途をたどっており、他の株主からも批判が相次ぐ可能性がある。

 シェアハウス問題では、融資の審査に使われる預金通帳の改ざんが相次いで判明した。
スルガ銀の行員が販売協力会社の担当者に指示するなど、一連の不正を主導していた疑いがある。

https://www.sankeibiz.jp/images/news/180628/bsg1806281111008-f1.jpg

産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/180628/ecn1806280045-n1.html