ヤーマン(6630)は寄り付きから多くの売り注文を浴びて急落。午前9時25分現在では前日比400円(15.4%)安の2197円で東証1部の値下がり率銘柄ランキングのトップとなっている。

 当社は美顔器や痩身器具など家庭用の美容・健康機器を通販や店舗などで販売しているが、13日の通常取引終了後に前2018年4月期連結決算を発表。これは予想から上振れして着地したものの、同時に公表した今2019年4月期の業績予想では市場予想に反して減益を見込んでいることが明らかになり、ネガティブサプライズと受け止められている。今4月期は売上高が251億0100万円(前期比9%増)と引き続き伸びるものの、当期純利益は31億5000万円(同7%減)にとどまる見通し。出店の加速や優秀な人材の確保、ブランディングの強化のための広告宣伝費の増額などによって採算が悪化すると会社側は予想している。信用取引を使って買いついていた個人投資家などからも手じまい売りが出ているようだ。

(取材協力:株式会社ストックボイス)

2018/06/14 09:28
会社四季報オンライン
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