0001ノチラ ★
2018/06/04(月) 20:15:45.33ID:CAP_USERビデオプロセッサのMali-V76は、最大60fpsの8Kデコードに対応。4K/60fpsストリーミングの4倍の帯域幅が必要なため、AXIバスをさらに追加し、スループット能力を2倍に拡大した。ビデオ・パイプライン全体を通じ、ラインバッファも4,096から8,192へと2倍にした。ラインバッファは1直線のピクセルを取り扱い、8Kラインは4Kラインの2倍の幅としている。
さらに、Mali-V76は初めて8Kのエンコードにも対応。現時点では30fpsとしており、「より素晴らしいリアリティをお見せできるのは、もう少し先のこと」としている。
60fpsの4画面4Kストリーミングも行なえ、映画などの4Kコンテンツを4画面で同時再生できるほか、ビデオ会議をしながらの録画や、4つのゲームを4Kで視聴することなどが可能。フルHDの場合は最大16画面のストリーミングを同時に実行でき、中国市場などで人気の使用事例として、4×4のビデオウォール作成などに対応する。
Cortex-A76は、前モデルと同じv8.2アーキテクチャをベースに、パフォーマンスと電力効率の両立を図った、新しいマイクロアーキテクチャを採用。DynamIQとbig.LITTLEの組み合わせによる、第2世代プレミアムコアと位置付けられている。
現行世代比で35%増のパフォーマンスを達成するとともに、電力効率が40%向上。Cortex-A76ベースのラップトップPCは、現行世代のArmベース製品と比べて、2倍のパフォーマンスを実現しながら、バッテリ駆動時間も大幅に長くなるという。
Mali-G76は、ハイエンドモバイルゲームからMR(複合現実)まで、最高のユーザー体験を実現できるよう設計。エリアサイズ当たりのグラフィックス性能を30%向上させると同時に、電力効率も30%向上。従来のMali-G72と比べて最大2.7倍の機械学習演算性能を発揮するという。「長時間のモバイルゲームや電力消費の激しいAR/VRも、これまで以上に現実的な選択肢となる」としている。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1125575.html