期間を固定して考えると、
ストックされたお金=国の負債総額 が モノとサービスの生産量を上回れば インフレになる。
逆に、下回ればデフレになる。

日本のデフレは、生産過剰とIT革命による財の低価格化が寄与している。
スマホ一つとってみても、10年前と比べて、性能を考慮した物価だと1/100位になっている。
しかも、情報がタダに近づき、食料品なんかも下落している。

輸出で外貨は積み上がるが、使い道は限られ、投資や知財による利子・サービス収支でさらに積み上がる。
しかし、石油と鉱物と一部のハイテク製品以外、買うものがない。
土地への投機は、人口減見込みで抑制されているので、国内ではますます使い道がない。

国の借金は海外に投資され、利子を稼ぎ、通貨を安定させ、デフレを固定化して、暮らしを楽にしている。
社会保障は国債買い入れで補えば、為替がわずかに変動するだけで吸収される。