https://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1125/259/WG2600HP3a_l.jpg
 NECプラットフォームズ株式会社は、AtermブランドのIEEE 802.11ac対応無線LANルーター「WG2600HP3」、「WG1900HP2」を7月5日、「WG1200HP3」を6月7日より発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格はそれぞれ16,000円、11,000円、7,500円前後の見込み。

 3製品ともにIPv6に対応しており、「IPv6 IPoE」、「IPv4 over IPv6」に対応。Android端末などDHCPv6非対応機器にDNSv6サーバーのアドレスを通知できる、IPv6 RA RDNSSオプションもサポートするほか、独自技術の「IPv6 High Speed」により、IPv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6通信を高速化できる。

 技術的な詳細は明かされていないが、IPv6 High SpeedによってWG2600HP3で約3倍、WG1900HP2で約2.5倍、WG1200HP3で約2倍の高速化を謳っている。本機能については、ファームウェアアップデートで10月より提供予定としている。

 無線回路や無線制御など設計をゼロから見直し、無線性能を強化した「ハイパワーシステム」も全機種で採用され、より遠くまで電波を届くよう改善されているという。

 WG2600HP3は、4×4アンテナ搭載の無線LANルーターで、前述のハイパワーシステムに加え、3直交偏波アンテナを用いることで、本体や接続先のスマートフォンなどの角度にかかわらず高速通信を実現する「ワイドレンジアンテナ」を搭載。これにより、実測値1,430Mbpsの業界最速の実効スループットを達成したとする。

 オートチャネルセレクトも強化されており、5GHz帯でも動作中に最適なチャネルへ自動設定できる。バンドステアリング機能では、端末毎に任意の周波数帯に固定できる機能が追加された。

 WG1900HP2は、3×4アンテナ搭載の無線LANルーターで、ハイパワーシステムや5GHz帯のオートチャネルセレクトなどに対応。MU-MIMOには非対応となっている。

 WG1200HP3は、2×2アンテナ搭載の無線LANルーターで、ハイパワーシステムや5GHz帯のオートチャネルセレクト、MU-MIMOに対応している。

 各製品のおもな仕様は以下の通り。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1125259.html