ロイター 2018年5月23日 / 17:53
https://jp.reuters.com/article/getsurei-idJPKCN1IO11R

[東京 23日 ロイター] - 内閣府は23日の関係閣僚会議に5月の月例経済報告を提示した。
景気判断は5カ月連続で「緩やかに回復している」に据え置いた。先行きに関しても緩やかな回復を見込む。
主な需要項目も見方を据え置いた。

個人消費の「持ち直し」、設備投資の「緩やかに増加」、輸出入の「持ち直し」といった表現はそのままとした。
「弱含んでいる」との表現は住宅建設のみ。

今月のポイントとして、1─3月期国内総生産(GDP)1次速報値を取り上げた点が挙げられる。
マイナス成長となった背景について、これまでの8四半期連続でのプラス成長の後のマイナスであり、
景気は緩やかに回復との見方に変わりはないとした。個人消費が横ばいとなったことも、天候不順による
野菜価格上昇といった一時的要因に加え、スマートフォン需要の反動減があったとの判断を示した。

また海外経済についても、緩やかな回復が続いていると指摘。国際機関などによる、今後2年間の
世界経済実質成長率はプラス3.9%と堅調な成長になるとの予測を引用している。