三井住友海上火災保険は23日、中国大手銀行である交通銀行傘下の生命保険会社、交銀康聯人寿保険に出資すると発表した。出資額は約747億円で、発行済み株式の37・5%を取得する。今後の拡大が見込まれる中国の生保市場に参入し、収益力の向上や、主力の損害保険事業とのリスク分散などを図る。

 三井住友海上は、豪州のコモンウェルス銀行傘下の生命保険会社が保有する交銀康聯人寿保険の株式を取得する。アジアの生保への出資は、インドやマレーシアの生保などに続き、7社目になる。

 交銀康聯人寿保険は、中国内に3270の支店を持つ交通銀行の窓口を通じた保険販売に強みがあり、今後の成長が期待できる。三井住友海上は交通銀行と中国生保事業での合弁相手になる形となり、強固な販売網を活用した保険販売の拡大なども見込んでいる。

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(スレ立て依頼から)
2018.5.23 11:20
SankeiBiz(サンケイビズ)
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