豊かさの個人的な定義として、多くの米国民はストレスを感じることなく安心して生活できることを挙げる。金持ちかどうかには、あまりとらわれていないように聞こえるが、実は金のないことこそがストレスの原因であることを考えると、そうでもない。

米国民は資産を持つことが幸せの条件だと認めたがらない。現代ウェルス指数算出のためのチャールズ・シュワブの年次調査で、「金持ちであること」を豊かさの定義とする回答は11%にすぎなかった。回答者の大半は満足の条件として金以外のものを挙げたが、それを得るために必要な資金については率直に語った。

それによると、今日の米国で金銭的に安心して暮らせるためには平均140万ドル(約1億5400万円)が必要で、1年前の調査の120万ドルから増えていた。「金持ち」であるために必要な資産額は240万ドルで変わらず。チャールズ・シュワブは21〜75歳の米国民1000人を対象にオンラインで調査した。

18%が豊かさの定義は欲しいものが何でも買えることだとし、17%は家族や友人との温かい関係を挙げた。

日々の生活で豊かさを感じさせるものとして、62%が家族と過ごす時間、55%が自分のために時間を使うことだと回答。外食や食事の宅配を利用することを挙げる回答が41%あった。(ブルームバーグ Suzanne Woolley)
2018.5.19 05:58
https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180519/cpd1805190500006-n1.htm