清水建設は10日、今期(2019年3月期)の連結純利益が前期比7%増の910億円になりそうだと発表した。前期に比べて人件費や資材価格の上昇を見込むが、大型工事の進捗などが寄与して2期ぶりの増益を計画する。

 売上高は18%増の1兆7900億円を見込む。首都圏を中心に民間投資が活発なほか、公共投資も堅調に推移し、大幅な増収となる。営業利益は1%増の1230億円を見込む。

 併せて発表した2018年3月期の連結決算は、純利益が前の期比14%減の849億円だった。完成工事高の減少に伴って利益が減った。売上高は3%減の1兆5194億円、営業利益は6%減の1213億円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2018/5/10 14:34
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL10HOS_Q8A510C1000000/