東芝が借入金の返済を進めている。取引銀行の融資残高は2018年3月末時点で約5000億円と、3カ月で4割以上減った。堅調な半導体市況などを背景に、足元で東芝の資金繰りが改善しているためだ。銀行は資金面の支援をバックに構造改革を促してきたが、両者の間の力関係に微妙な変化が表れてくる可能性もある。

17年12月末に9000億円強あった東芝向けの融資残高は、3カ月で約4000億円減少した。メインバンク…
2018/4/30 23:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30006230Q8A430C1NN1000/