0001ノチラ ★
2018/04/30(月) 19:06:22.32ID:CAP_USER25日、ブルームバーグの単独インタビューで語った。2013年1月の政府と日銀による共同声明で定めた物価目標について「数値目標を立てることは誠実のように見える」が、その達成のために「ありとあらゆる異常な手段を使う」のは本末転倒だと指摘。経済が良くなれば結果としてなるものであって、「こだわりすぎてしまうと、本来の経済の活性化が逆に成し遂げられなくなる」と語った。
政府・日銀の共同声明は日銀が金融緩和を推進し、2%物価目標をできるだけ早期に実現することを目指すとしている。黒田東彦総裁は新たな任期に入った9日、官邸で安倍首相らと会談後、共同声明を堅持すると記者団に表明。同日夜の記者会見で、現在の長短金利操作付き量的・質的金融緩和を2%の物価安定目標の達成が「はっきりするまで続けていく」と述べ、早急な政策転換を否定している。
野田氏は金融政策、財政政策、成長戦略の3本の矢からなるアベノミクスによって、急激な円高を止めて結果として円安に誘導できたことは「評価する」としたが、長期国債の大規模購入など13年4月に開始した異次元緩和については「6年も7年も続けていいことではない」と指摘した。
異次元緩和の具体的な弊害としては、実質賃金が伸びていないという「当たり前のことがブレーキになって」肝心の個人消費が伸びていないことや、16年1月に導入されたマイナス金利が「マイナスの副作用として地銀などにダメージを与えている」ことを挙げた。
再任された黒田総裁に対しては「努力は十分評価する」としつつ、「踊り場に来ているような感じがする。そこは君子豹変(ひょうへん)す、で2%は撤回し、結果として2%になるような、さまざまな人に対する取り組みに向けていっていいのではないか」と語った。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-26/P7QP2M6JTSEL01