東京への一極集中が進むほど、地方都市はより深刻な人口減少に直面する。病院や公共交通、商業施設などの生活インフラを維持するには一定の人口集積が必要だが、無秩序な郊外開発で広がった市街地を集約するのは簡単ではない。

 市街地の目安である「人口集中地区(DID)」を東京を除く46道府県の県庁所在地でみると、2015年のDID面積は1970年と比べ約2倍。一方でDID内の人口密度は政令市で16%、それ以外…
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2990821026042018M10800/