アサヒ飲料は27日、容器にラベルを付けないミネラルウオーター「おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」を5月22日から発売すると発表した。ラベルを使わなくても販売が可能なネット通販で売り出す。ナショナルブランド(NB)のミネラルウオーターとしては珍しいという。環境負荷の低減につなげる。

https://www.nikkei.com/content/pic/20180427/96958A9F889DE0EBEBE3EBEBEAE2E0E5E2E6E0E2E3EA8A839AE2E2E2-DSXMZO2991994027042018XQH001-PB1-3.jpg
 アサヒ飲料が発売するラベルをつけないミネラルウオーター「おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」(600ミリリットル)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CN1WJFS/

https://www.nikkei.com/content/pic/20180427/96958A9F889DE0EBEBE3EBEBEAE2E0E5E2E6E0E2E3EA8A839AE2E2E2-DSXMZO2991996027042018XQH001-PB1-2.jpg
アサヒ飲料が発売するラベルをつけないミネラルウオーター「おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」(1.9リットル)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CN34BSZ/

 「アマゾン」のネット通販サイトを通じてテスト販売を始める。箱単位での販売となる。ラベルに記載してきた原材料などは箱に表示する。希望小売価格は税別・送料別で、600ミリリットルの24本入りが2760円、1.9リットルの6本入りが1380円。消費者の評価が良ければ、他の通販サイトでも売る。

 消費者は環境負荷の低減に貢献できる。容器をリサイクルに出す際にラベルをはがす手間を省ける。

 アサヒ飲料は、容器などの資材に植物由来原料を使った主力の炭酸飲料「三ツ矢サイダー」を発売するなど、環境に配慮した商品づくりに取り組んでいる。

 親会社のアサヒグループホールディングスがサプライチェーン(供給網)全体で温暖化ガスの排出量を2030年に15年より30%減らす計画を打ち出しており、アサヒ飲料も環境配慮を一段と進めていく考えだ。

2018/4/27 14:30
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29919980X20C18A4XQH000/