Windows 10の今春の機能更新プログラム(大型アップグレード)のリリースが延期された。米Microsoftはどの程度先送りになるか明確にしておらず、直前のプレビュー版に一部のパソコンをクラッシュさせるバグが潜んでいたことなどを理由として挙げている。

MicrosoftでWindows Insider Programを統括するDona Sarkar氏は2018年4月16日、Windows 10 Insider PreviewのBuild 17134を「Fast」リングにリリースしたことを公式ブログ記事で発表した。この中で同氏は、1つ前のBuild 17133で見つかった問題について次のように言及している。「(Microsoftが発見した)信頼性の問題により、特定の状況で『BSOD』の発生確率が高まる恐れがあった」

 BSODとは、Windowsで悪名をとどろかせたブルースクリーン(Blue Screen of Death)のことだ。パソコンがクラッシュした時に表示される青いエラー画面である。

 Sarkar氏は、Build 17133の不具合に対処する累積的な更新プログラムを開発するのではなく、その修正内容を含む新しいビルドをリリースすることに決めたと説明している。Build 17133は3月27日に登場し、Microsoftは一時、このビルドを4月9日までに「Release Preview」リングで全員に配信すると発表していた。通常、Release Previewの登場は、正式版レベルのプログラムの完成が間近に迫ったことを意味する。
以下ソース
http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/idg/14/481542/042000495/