衣料品チェーン「ユニクロ」は、海外で積極的に出店を進めてきた結果、ことし2月までの半年間で海外での売り上げが、初めて国内を上回りました。

ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」は、ことし2月までの中間決算で、ユニクロ事業の国内での売り上げは前の年の同じ時期に比べて8%余り伸びて4936億円でした。

一方、海外での売り上げは29%余り伸びて、5074億円となり、中間決算としては初めて海外の売り上げが国内を上回りました。

これは、海外で新規出店を積極的に進めてきたことや、中国や韓国などを中心に保温性を高めた肌着や軽さが特徴のダウンジャケットなどの売り上げが好調だったことによるものです。

こうしたことから、ファーストリテイリングでは、来年8月までの1年間の業績予想を引き上げ、売り上げが2兆1100億円、最終的な利益が1300億円と、いずれもこれまでで最高になると見込んでいます。

ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は記者会見で、「人生でいちばんわくわくしている。われわれの服が理解され、ブランドとして確立してきたと思う」と述べました。
4月12日 19時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180412/k10011400691000.html