Appleが画面に触らずに操作できるiPhoneと、局面ディスプレイを持つiPhoneの開発に取り組んでいる、とBloombergが報じています。数年後に製品化される可能性があります。

タッチせずに操作するiPhone
Appleが開発中という、画面にタッチせずに操作できるiPhoneは、ディスプレイが指との距離を検知することで機能します。

スマートフォンのジェスチャー操作は、モーションセンサーやカメラを使うSamsungのAir Gestures、GoogleのProject Soliとは違って、ディスプレイ単体で実現する、とBloombergの情報源は語っています。

ただし、この操作方法を採用した製品が世に出るのは少なくとも2年は先になる、とのことです。

ディスプレイが緩やかにカーブしたiPhone
曲面ディスプレイは、Samsungのスマートフォンに採用されている本体側面に回り込んだディスプレイではなく、上部から下部に向かって緩やかに内側に向かってカーブする形状になる、とBloombergは報じています。

iPhone Xに採用されている有機EL(OLED)ディスプレイには柔軟性があり、曲げることも可能です。Appleは数年前から曲面ディスプレイのiPhoneに関する特許を申請していることがわかっています。

ちなみに、iPhone Xのディスプレイは本体下部で人間の目では気づかないレベルで、わずかに曲がっているそうです。

ただしBloombergの情報源によると、タッチせずに操作できるiPhone、曲面ディスプレイはともに開発の初期段階であり、今後計画が中止される可能性があるほか、製品化されるとしても2年以上先になる、とのことです。

他社製スマホと差別化したいApple
Appleが画面に触れずに操作できるiPhoneや、画面のカーブしたiPhoneの開発に取り組むのには、他社製スマートフォンとの差別化を真剣に考えているためだろう、とBloombergは指摘しています。

Appleは最近、液晶やOLEDよりも高画質で省電力化が可能なMicro LEDディスプレイの開発に取り組んでいると報じられています。

2018年秋のiPhoneは、OLEDを搭載した現行iPhone Xの後継機、大画面OLEDモデル、安価な液晶モデルの3モデルが発売されると予測されています。
2018年4月5日 00時40分
https://iphone-mania.jp/news-208383/