4月の主要な野菜の卸値は平年並みか安く推移しそうだ。農林水産省が28日発表した4月の野菜卸値見通しによると、ジャガイモは月間を通して平年(過去5年平均)に比べ20%超安くなる。レタスも4月前半は安値になる見通しだ。

 ジャガイモは主産地の鹿児島県で11月から2月にかけ好天が続いた。大玉のものが多く、4月の出荷量は平年を上回る見込みだ。

 レタスは主産地の茨城県などで11月中旬以降の低温が響き、生育が遅れていたが、3月上旬以降の気温上昇で持ち直した。気温が平年並みに推移すれば4月後半の卸値も平年並みとなりそうだ。

 今冬に高値が話題になったキャベツやハクサイ、ダイコンは平年並みの価格で推移する見通しだ。

2018/3/28 13:43
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28678660Y8A320C1QM8000/