日本ペイントが株主総会
外資側の取締役6人を選任
2018/3/28 10:13
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 日本ペイントホールディングスが28日、大阪市で株主総会を開いた。筆頭株主のシンガポール塗料大手ウットラムグループが推薦する6人を含む、取締役10人を選任。取締役の過半数をウットラム側が占め、経営の主導権を握ることになる。

 6人はウットラム代表のゴー・ハップジン氏に加え、元ジャスダック証券取引所社長の筒井高志氏ら社外の5人。日本ペイント側は田堂哲志社長ら4人となる。

 日本ペイントが昨年、米塗料大手の買収を目指したことに対し、ウットラム側が反発。「株主価値の最大化を求める」として、今年1月に6人の選任を申し入れ、日本ペイントが最終的に受け入れた。
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