日産自動車で無資格者の従業員が完成検査をしていた問題で、国土交通省は26日、日産への処分を発表した。国交省で報道陣の取材に応じた日産の西川広人社長は「厳粛に受け止めている」としたうえで、「長年続いた悪しき状態を完全に断ち切りたい」と語った。

日産の不正検査問題について、国交省は同日、道路運送車両法に基づく過料を適用するよう横浜地裁に通知をしたと発表した。一連の問題を受けて「重点的な監視」の対象ともした。西川社長は「これまでの経緯を考えるとやむを得ない」と話し、「再発防止を通じ、顧客などの信頼を回復していくしかない」と報道陣に述べた。
2018/3/26 12:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28568990W8A320C1000000/