米国で企業規模による賃金格差がこの数十年間に急速に縮小していることが新たな調査報告書で明らかになった。特に低賃金労働者でその傾向が顕著だ。

 エコノミストらは、20世紀には大企業と中小企業の賃金格差は大幅だったと指摘。1980年代初めには従業員1万人以上の会社の賃金は、100人未満の会社に比べ50%近く高かった。

 しかしスタンフォード大学のニコラス・ブルーム教授(経済学)らが1970年代終盤から2013年までの連邦所得データを分析したところ、賃金格差は近年になって大幅に縮小し、わずか...

http://jp.wsj.com/articles/SB12755279172029333968004583630794279651284