大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)は、日本初上陸となる「W(ダブリュー)ホテル」を大阪の御堂筋沿いに2021年開業する。南船場4丁目の27階建ての新築ビルに入る「W OSAKA」は、「Wホテル」の特徴であるスタイリッシュな内装の337室の客室、レストラン、バー、プール、フィットネスジム、スパなどを完備。客室のうち50室がスイートルームになる。設計顧問には安藤忠雄が就任した。積水ハウスが開発を手掛け、運営をマリオットが担う。

 「Wホテル」は1998年にニューヨークで誕生したデザイナーズホテル。個性的な内装が人気を集めており、米国や欧州、アジアで約50軒を運営する。現在、拡大路線を進めており、2020年までに75軒に達する見通し。日本では横浜で10年の開業を目指して準備が進められていたが、開発業者の倒産の影響でとん挫していた。

 大阪はインバウンド(訪日客)が急増している。中でも心斎橋やなんばなどのミナミは買い物客が多く訪れ、「W OSAKA」の予定地周辺の大丸心斎橋店や心斎橋筋商店街、御堂筋沿いのラグジュアリーブランドの旗艦店は賑わいを見せている。マリオットはこのエリアで高級ホテルの「セントレジスホテル大阪」も運営している。
https://d1gqg3pzboxq0p.cloudfront.net/admin/v2/wp-content/uploads/2018/01/10204345/20180110_Whotel_1.jpg
https://www.wwdjapan.com/531649