0001みつを ★
2017/12/30(土) 10:18:23.31ID:CAP_USER2017年12月29日21時19分
【ニューデリー時事】インドのモディ政権が、公的機関が把握できない「ブラックマネー」の根絶に向け、大胆に対策を推し進めている。2016年11月に突如実施した高額紙幣廃止に続き、インド版マイナンバー「アーダール」の銀行口座との関連付けなどで資金の流れの透明化を推進。一方で、革新的な施策は景気減速も招いているようだ。
現金決済が主流のインドでは、公的機関が把握できない経済活動が国内総生産(GDP)の約3割を占めるとされる。
政府は今年7月の税制改正で、脱税防止を狙い、税申告を電子化。また、アーダールの情報を銀行に登録させ、未登録の口座凍結で「隠し口座」を利用停止に追い込み、資金の流れの可視化を進めている。
一方、こうした施策は景気に悪影響を及ぼしているとみられる。14年の政権発足後、15、16両年は7%超だったGDP伸び率は、今年7%を割り込む恐れがある。地元紙は「高額紙幣廃止の影響が残っている」と指摘したほか、税制改正を懸念した企業活動低迷も要因に挙げた。