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今週、大阪の心斎橋近くに新しいタワーマンションが完成しました。「心斎橋」、あまり住む場所というイメージはない街ですが、部屋はすでに完売。一体どんな人が買っているのか、タワーが次々と建設される今の大阪はバブルではないのでしょうか?

 「大阪・心斎橋の繁華街を抜けた先にある堺筋沿いに、新しいタワーマンションが完成しました。すぐ隣にもすでに1棟タワーがありますから、これはツインタワーですね」(神崎智大記者リポート)

 地下鉄堺筋線・長堀橋駅から徒歩1分の場所に完成した30階建てマンション。

 「マンションの周辺、大勢の外国人観光客の方が歩いています。観光バスもいますね」(記者リポート)

 外国人観光客が押し寄せるミナミの繁華街から徒歩圏内。昼夜問わず賑やかな場所で「住む街」のイメージはあまりないのですが、先に完成した隣のタワーに続きすでに完売したといいます。

 「実際に販売された部屋に入らせてもらいます。2LDKの55平方メートルの部屋だということです。きれいですね」(記者リポート)

 6階東向きのこの部屋の価格は3900万円台。立地がいいため、賃貸なら家賃は月20万円近くになるといいます。

 「こちらが貸し切りで使えるスカイラウンジだということで、大きなソファが置いてあります。見晴らしがいいですね、これはくつろげそうです」(記者リポート)

 賑やかなミナミに近いマンション。どんな人が購入したんでしょうか?

 「大阪府内の方が約半数、それ以外の国内外の方が約半数という割合。(海外からは)アジア中心に台湾、マレーシアなどの方に購入いただいております」(東急不動産関西住宅事業本部 山田一城さん)

 「心斎橋」の地名は東京の銀座などと並びアジア全域で通用するブランドネームだといい、パンフレットにはこんなキャッチコピーが。

 「世界の心斎橋に住む」

 たとえば、同じ会社が手掛ける南海・羽衣駅のマンションに興味を示すのは周辺に住む人がほとんどですが、「心斎橋ブランド」の物件ではその範囲が近畿一円となり、さらに最近ではアジア全域の関心を集める傾向にあるといいます。

 「(海外の顧客は)自ら住まれる方もいらっしゃるし、賃貸として貸される方もいると伺っています」(東急不動産 山田一城さん)

 今回の取材では、特別に普段は立ち入り禁止の屋上に上がることができました。地上100メートルの高さで目に映るのは…

 「こちらからは大阪市内の中心部が一望できるんですが、タワーマンションの姿が非常に目立ちます。あちら正面奥には1、2、3、4、5本。すべてタワーマンションですね。右奥にそびえ立っている1番高いビルもタワーマンションです」

 大阪市内ではタワーマンションの建設ラッシュが続いています。調べてみると、ここ5年だけで少なくとも29棟が完成し、現在さらに11棟が建設中となっています。タワーが乱立し、年々価格が上昇していく今の状況はバブルではないのでしょうか?

 「それだけ都心に住みたいというニーズが以前より増えているという」(東急不動産 山田一城さん)
 Q.どこかで以前のバブルのときのように半値になったりしないか?
 「タワーマンションは需要が継続的にありますので、今のところそのようなことは考えられない」

 今後の値動きには「働き方改革」の影響も。建設現場の休みが週2日になれば工期が伸びて建築費が上昇し、マンションの価格はさらに上ぶれすることになります。外国人にも人気のタワーマンションは、ますます高嶺の花となっていくのでしょうか。

http://www.mbs.jp/news/kansai/20171222/00000057.shtml