IT大手、楽天の三木谷浩史会長兼社長は17日夕、同社が自前の通信網で携帯電話事業に参入する方針を表明したことについて、「参入は自然な流れ」と自身のツイッターでコメントした。

 楽天は14日、2019年にも携帯電話事業への参入を目指すと発表した。来年1月にも電波の周波数の割り当てを総務省に申請する。先行する携帯電話大手3社で9割超を占める市場に風穴を開ける可能性がある一方、巨額の投資が必要で事業拡大のハードルは高いとの見方も出ている。

 三木谷氏は、すでに約140万件の契約がある格安スマートフォン事業「楽天モバイル」が好調であることなどを挙げ、「参入は自然な流れだと思う」との見方を示し、「もし認められれば、より快適で安価なサービスが提供できるように頑張ります」とコメントした。三木谷氏が携帯電話事業への参入について見解を示すのは初めて。
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