牛丼チェーン「すき家」を運営するすき家本部は11月22日、一部商品を29日から値上げすると発表した。牛丼並盛は350円に維持するが、中盛・大盛はそれぞれ10円アップ。トッピングやセットも10〜40円値上げする。食材価格の上昇やアルバイトの時給上昇が理由という。

 値上げ後の価格(税込み)は以下の通り。

・牛丼 並盛 350円→350円(変更なし)
・牛丼 中盛 470円→480円(+10円)
・牛丼 大盛 470円→480円(+10円)
・牛丼 特盛 580円→630円(+50円)
・牛丼 メガ 730円→780円(+50円)
・トッピング各種 +10円
・セット +20〜40円

 すき家によると、米国産牛肉の牛丼用部位の価格は前年同期比で42%上昇し、米の価格は前年同期比で9%上昇したほか、パート・アルバイトの募集時平均時給は前年同期比で2.2%上昇しているという。

 すき家の親会社・ゼンショーホールディングスは、すき家の値上げを「検討している」と、11月8日の決算会見で明らかに(東洋経済オンライン「すき家は、なぜ「牛丼値上げ」に踏み切るのか」)。一方、ライバルの「吉野家」「松屋」は、値上げに慎重な姿勢だと伝えられている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/okadayuka/20171122-00078429/