ゼンショーホールディングスは8日、牛丼チェーン店「すき家」で値上げを検討していることを明らかにした。深刻な人手不足で人件費が高騰しているため。値上げの対象は牛丼の大盛りとサイドメニューを予定しており、並盛りは据え置く方針。外食業界では大手居酒屋チェーンなども相次ぎ値上げに動き始めており、人手不足の影響が一段と広がってきた。

 ゼンショーはデフレ下で値下げ競争を仕掛け、2014年には牛丼の並盛りを最安の270円まで下げた。その後の景気回復を受け、具材を20%増量するなどで15年に現在の価格に引き上げていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23242200Y7A101C1000000/