MVNO(格安SIM)ブランドも一般的なものとなり、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリア以外を選択するスマートフォンユーザーも増えてきました。そこで、マイナビニュース会員を対象とした携帯キャリアに関するアンケートを実施。その結果から見えてくる"ユーザーが通信キャリアに求めるもの"を考察していきます。

8割弱が3大キャリアユーザーだがMVNOの躍進も侮れない

アンケートでは2つの質問項目を用意。まずは「あなたがメインでご利用の携帯電話(スマートフォンを含む)のキャリアをお答えください」でユーザーが利用しているキャリアの割合をチェックしました。
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NTTドコモ: 28.8%
au: 23.8%
ソフトバンク: 23.9%
UQ mobile: 0.8%
Y!mobile: 5.7%
MVNO (格安SIMブランド): 14.1%
携帯電話をもっていない: 2.9%
回答はNTTドコモ28.8%、au23.8%、ソフトバンク23.9%で、76.5%のユーザーが3大キャリアのいずれかを利用している結果となりました。注目したいのは14.1%のユーザーが「MVNO(格安SIMブランド)」を選んでいるということ。もし、UQ mobileとY!mobileという3大キャリアと格安SIMの中間的な位置にいるキャリアをMVNOに含めるとすれば、約20%のユーザーがMVNOを選択していることになります。

この結果から見ると、まだまだ3大キャリアの優位は動きませんが、MVNOの存在も着実にスマートフォンユーザーに浸透しつつあることがうかがえます。

料金プランが重要な要素

続いてのアンケート項目は「メインでご利用の携帯電話キャリア(ブランド)にしている理由で、最もあてはまるものを選択肢よりお選びください」で、ユーザーのキャリア選択における判断基準をチェックしてみました。
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料金プランが魅力的だから: 26.6%
販売している端末が魅力的だから: 3.1%
契約者向けのサービスが魅力的だから (例: ソフトバンクのSUPER FRIDAYなど): 4.2%
通信速度が魅力的だから: 3.4%
家族など近しい人が契約しているから: 18.4%
契約を解除する必要性を感じていないから: 20.8%
契約を解除するのが面倒だから: 20.0%
その他: 3.5%
アンケート結果は「料金プランが魅力的だから」が26.6%でトップ、続いて「契約を解除する必要性を感じていないから」20.8%、「契約を解除するのが面倒だから」が20.0%という順番となりました。「契約者向けのサービスが魅力的だから」は4.2%、「通信速度が魅力的だから」は3.4%、「販売している端末が魅力的だから」は3.1%と軒並み低い結果となっており、端末ラインナップや通信速度、提供サービスよりも利用料金に注目しているユーザーが多いことがわかります。
http://news.mynavi.jp/articles/2017/11/06/carrier/