JR東日本は23日、横浜駅西口に建設する2つの再開発ビルのうち駅北側の「鶴屋町棟」について、集客機能を高めた建設計画に変更すると発表した。これまでは駐車場を主体とする計画だったが、商業施設や170室規模のホテルなどを入居させる。2018年春に着工することも発表。着工済みの「駅前棟」と合わせてにぎわい創出の拠点とする。

鶴屋町棟は地上9階、地下1階建ての高さ31メートルのビルで、延べ床面積は約3万1500平方メートル。1〜9階を550台分の駐車場とし、ホテルは3〜9階に170室規模で配置。1〜3階はテナントが入る商業施設、3階に200平方メートル規模の保育所を設ける。施工主は未定。

 着工済みの駅前棟は地上26階建ての高層ビルで、商業施設とオフィスが入居する予定。歩行者通路で駅前棟と連結する鶴屋町棟はこれまで、駐車場と保育所のみで構成する予定だったが「2つのビルで一体的な集客効果を目指すため」(同社)計画を変更した。
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